公開日: 2024年10月17日 / 更新日: 2024年10月18日
kintoneでは、ユーザー同士のコミュニケーションツールとして、4つのチャット機能が標準機能で備わっています。
・アプリのコメント
・スペースのスレッド
・ピープル
・個人メッセージ
それぞれ機能の違いを理解して上手く活用することで、円滑なコミュニケーションを図ることができ、業務効率の向上につながります。
今回は、kintoneのチャット機能のそれぞれの特徴や使い方についてご紹介します!
kintoneアプリには、各レコードに対してコメントを入力できる機能があります。
レコード情報に対する補足内容や疑問点などをコメントに残して、コミュニケーションを取ることができます。
1.アプリのレコード詳細画面に移動すると、画面右側にコメントを書き込むための入力欄が表示されます。
※コメント入力欄がない場合は、コメントボタンをクリックしてください。
2.入力欄にコメントを入力します。
入力時にコメントの宛先を指定することで、相手に「自分宛の通知」としてメッセージを送れます。
その場合は、コメント欄の[宛先指定]をクリックするか、コメント欄に「@(半角アットマーク)」を入力します。
「@」に続けて、ユーザーまたは組織・グループで宛先を指定します。
※コメントの宛先指定の詳細な使い方や仕様については、サイボウズの公式ヘルプページをご参照ください。
ちなみに、アプリの設定の「アプリの条件通知」で「コメントの書き込み」を有効にしている場合は、宛先が指定されていない場合も「自分宛の通知」をして通知が届きます。
3.入力が完了したら、[書き込む]をクリックします。
以上の操作で、コメントが書き込まれます。
書き込まれたコメントは、該当のレコードにアクセスできるすべてのユーザーが閲覧できます。
コメント機能は、アプリ毎に有効・無効を設定することができます。 無効にする場合は、アプリの設定の「高度な設定」から「レコードのコメント機能を有効にする」のチェックを外してください。
kintoneには、部署やプロジェクトに合わせて、kintoneのアプリなどを集約できる「スペース」という機能があります。
スペースを作成すると、スペース内に「スレッド」が作成されるので、こちらを利用してメンバー間でコミュニケーションを行えます。
スペースには公開スペースと非公開スペースがあり、非公開スペースの場合は、招待したユーザーのみが参加できます。
非公開スペースで作成されたスレッドを利用することで、メンバーを限定してコミュニケーションを行えます。
非公開スペースに設定する場合は、スペースの管理の基本設定で、「参加メンバーだけにこのスペースを公開する」にチェックを入れます。
メンバーの追加は、スペースの管理の参加メンバーで追加できます。
1.スペースを開いて、スレッドを選択します。
2.スレッドの投稿欄にコメントを入力します。
3.入力が完了したら、[書き込む]をクリックします。
以上の操作で、コメントが書き込まれます。
スレッドは、1つのスペースに複数追加できます。それぞれのテーマに合わせて、メンバー同士でやりとりを行えます。
スレッドを追加する場合は、「スペースの管理」の基本設定で、「スペースのポータルと複数のスレッドを使用する」にチェックを入れます。
※一度チェックを入れて保存した場合、チェックを外すことができなくなります。
1.スレッドの追加する場合は、スレッド一覧の+ボタンをクリックします。
2.スレッドのタイトルと本文を入力したら[スレッドを作成]をクリックします。
以上の操作で、スレッドが追加されます。
スペースのスレッドに誰かがコメントを書き込んだ場合、そのスレッドをフォローしているユーザーに通知が届きます。
フォローしているユーザーは、スレッドの右側にある「ピープル」で確認できます。
スレッドのフォローを解除したい場合は、フォローしているスレッドを開いて[フォローの解除]をクリックします。
コメントの宛先指定と同様に、スレッドでも宛先を指定できます。 宛先を指定した場合は、そのユーザーがスレッドをフォローしているかどうかにかかわらず、「自分宛の通知」として通知が届きます。
また、スレッド機能は、「ゲストスペース」でも利用できます。
「ゲストスペース」とは、社外の人がゲストとして参加できるスペース機能です。
ゲストスペースのスレッドを利用すれば、メールを利用せずに、社外のメンバーとのやりとりをすることができます。
ピープルとは、ユーザーのプロフィール確認や投稿ができる場所です。
自己紹介や日々の出来事など、気軽な投稿として利用できます。
1.自分のピープルに移動する場合は、ポータルの画面右上に表示されているユーザー名をクリックします。
2.投稿欄にコメントを入力します。
3.入力が完了したら、[送信]をクリックします。
以上の操作で、コメントが書き込まれます。
ピープルの投稿は、他のユーザーのピープルでも行えます。 他のユーザーのピープルに移動したい場合は、ポータルの全体検索で対象のユーザーを検索するか、ポータルの画面左上にあるメニューボタンをクリックして「ピープル」を選択して、ユーザーを選択します。
また、他のユーザーのピープルに対してフォローすることができます。 フォローすると、そのユーザーの投稿があった場合に「すべての通知」としてメッセージが届きます。
ピープルに投稿されたメッセージはすべてのユーザーが閲覧できますが、 他の人に見られずに1対1でメッセージを送りたい場合は、メッセージ機能を利用します。
1.ピープル画面にある人型のアイコンをクリックすると、メッセージ画面に移動します。
2.メッセージ欄にコメントを入力します。
3.入力が完了したら、[送信]をクリックします。
メッセージを送ると、「自分宛の通知」として相手に届きます。
ピープル機能とメッセージ機能は無効にすることができます。
無効にしたい場合は、「kintoneシステム無管理」のその他のセクションの「利用する機能の選択」をクリック。
「ピープル機能とメッセージ機能を利用する」のチェックを外します。
※どちらか片方を無効にすることはできません。
kintoneにある4つのチャット機能をご紹介しました。
アプリのコメント
アプリのレコードを参照して、疑問点や補足などのコメントを残せる。
スペースのスレッド
部署やプロジェクトに合わせたスペースを作成して、それに関連したテーマで話し合える。
「非公開スペース」に設定すれば、参加したメンバーに限定したコミュニケーションも可能。
ピープル
他のユーザー全体に対して、自己紹介や日々の出来事など、気軽な投稿として利用できる。
個人メッセージ
上司や先輩への相談や同僚との気軽な話題など、自分と相手だけでコミュニケーションしたいときに利用できる。
メッセージを送りたい相手や状況、伝えたい内容に合わせて、kintoneのチャット機能を上手く活用してみてください。 メンバー同士のコミュニケーションが、より円滑に進められるようになるはずです!
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