取り組み・実績
〜お客様と共にやってきたこと〜
2025.02.26
採用難が加速する中、求職者の「会社選び」の基準も変化しています。企業の8割以上が人手不足を感じる今、求職者は「何をするか」より「どう働くか」を重視するようになっています。本ブログでは、求職者の行動データをもとに、企業サイトの重要性と活用ポイントを解説します。 求職者の8割が企業サイトを訪れる一方で、直接応募する割合はわずか4.9%。彼らは求人情報の裏側にある「リアル」を求めてアクセスしているのです。 では、求職者が本当に知りたい情報とは? どのように伝えれば「この会社で働きたい」と思ってもらえるのか? 本文で詳しく解説します。
「採用にお困りですよね?」
私が人材領域に飛び込んだ今から18年前。当時新人営業だった私は、初めて会うお客様に「採用にお困りではないですか?」とお尋ねしていました。困っていたり、困っていなかったり、回答は様々ですね。でも、今は違います。「お困りではないですか?」ではなく「お困りですよね?」の方が正しいと言えます。
人手不足について、様々な調査が行われており、2025年1月23日にプレスリリースされたマンパワーグループ株式会社の調査では77%、2024年10月~11月にエン・ジャパン株式会社が行ったアンケートでは88%、2024年10月に帝国データバンクが行った調査では51.7%、の企業が「従業員数が不足している」と答えています。つまり、なんと、50%~80%の企業が採用に困っている状態なのです!
※参照元
・マンパワーグループ調査、「人手不足感」の世界平均は74%、日本は77%の結果に
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000264.000009974.html
・人材不足を実感する企業は88%と、2022年に比べ6ポイント上昇。_エン・ジャパン
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000979.000000725.html
・人手不足に対する企業の動向調査(2024年10月)_帝国データバンク
https://www.tdb.co.jp/report/economic/20241113-laborshortage202410/
だからこそ、これまで以上に採用活動には力を入れていくべきですが、忘れてはいけないのが「求職者目線で力を入れていく」ということ。
今回は様々なデータをもとに、求職者はどういう気持ちで仕事を選んでいるのか、をロケスタなりに推量していきたいと思います。キーワードは「オウンドメディアリクルーティング」です!
Indeed Japanが2018年12月に調査した結果によると、就職・転職の際に企業サイトや採用サイトを80%以上の求職者が見ています。
求職者は自分が興味を持った企業のコーポレートサイトを84.2%が閲覧し、その中でも「必ず閲覧した」と答えた割合が58.0%もいます。同様に採用サイトは82.2%が閲覧し、51.2%が「必ず閲覧した」と答えています。
もし今月10人の応募があったならば、8人は自社のサイトを見ている、ということですね(ぜひ面接時に聞いてみてください!)。いったい求職者は、何を目的にサイトにアクセスしているのでしょうか…?
ジョブズリサーチセンターが求職者が実際に応募した情報源について調査した結果によると、企業のホームページから応募をした求職者はわずかに4.9%。80%以上の求職者がサイトを閲覧していますが、その目的は「サイトから応募する」ことではなさそうです。
<ポイント>
どうやら求職者は「求人情報サイト→企業のホームページ→求人情報サイトへ戻って応募」といった動きをしている。つまり、何かの情報を確認するために、サイトへアクセスしていると考えられます。
この2つの表は「仕事選びの絶対条件(=勤務先を決めるときに、譲れないポイントはどこですか?)」について、ジョブズリサーチセンターが調査をした結果です。上図が2013年、下図が2021年の結果となっています。
それぞれどんな項目が何位なのかも気になる部分ではあるのですが、下記のポイントに注目してご覧ください。
<ポイント>
① 青ライン
仕事内容(65.7%→43.1%)、給与(49.8%→34.9%)と大きく減少!
② 黄色ライン
勤務日数・時間帯・時間数の「どれくらい働くか」が数値はほとんど変わらないのに、2位・4位・6位→1位・3位・4位とランキングアップ!
③ 赤ライン
職場の雰囲気が43.2%→43.4%とほぼ同数値なのに、8位→5位とジャンプアップ!
つまり、求職者の傾向として仕事で何をするかよりも、どのくらい働くか、誰と働くか、といった「どう働くか」を重視する傾向が強くなっていると考えられます。
同時に、②や③が数値はほとんど一緒なのに順位が上がっていることから考えると、2013年の仕事内容一強のようにどれかだけでなく、様々な要素を重視しながら仕事を選ぶようになったと考えられます。
では、求人広告に「残業絶対にありません!」とか「気さくな仲間ばかりです♪」と書いてあって、それってすぐに信じられるでしょうか?(私は疑っちゃいます)。
2013年以前に比べて、仕事選びの譲れないポイントが「給与」「仕事内容」といった目に見えるものから、ワークライフバランスや風土といった目に見えづらいものに変化したからこそ、興味を持った勤務先について「なぜ残業がほとんどないのか」「なぜ職場の雰囲気が良いのか」「なぜ有給取得率が高いのか」といった「なぜ?」を確認するために、80%の求職者が企業サイトへアクセスしていると考えられます。
貴社に興味を持った求職者の8割が、会社サイトや採用サイトを検索してじっくりと見ています。でも、そこに、求職者が求める情報がなかったら…もったいないですよね!
サイトがあるだけでは意味がなく、更新し続けて活用することが、求職者と貴社を繋ぐ重要な鍵となります。そしてそれこそが、自社のサイトやSNSを採用活動に役立てる「オウンドメディアリクルーティング」に欠かせないポイントとなります。
では、何を意識してサイトを更新すべきなのでしょうか。求職者は、貴社を知るきっかけとなった求人情報では足りなかった情報を確かめにサイトに訪れます。つまり、求人情報では伝えきれない、現場感、空気感、スタッフ同士の距離感、といったリアルを伝えて、そこに共感してもらうことが大切です。
オウンドメディア(自社サイト・採用サイト・SNSなど)で伝えるべき項目としては、「パーパスコンテンツ」「カルチャーコンテンツ」の2つがお勧めです。いずれも入社してからしか分かりづらいポイントであり、それを事前に知れることで、具体的に働くイメージが持てますよね。
そして伝える上では、こちらの4つの姿勢を参考にしてみてください。
<ポイント>
① 自分たちが伝えたいことではなく、求職者が知りたいことを伝える。
② 単にテキストを羅列するのではなく、読んでいて楽しいストーリー調に。
③ 良いこととセットで、弱点や克服したい課題も伝える。
④ 給料ではなく意義。目に見えない報酬を具体的に伝える。
いやいや、難しいよ…、という方もご安心ください!
私たちロケスタはお客様のオウンドメディアリクルーティング推進に伴走するのが得意な会社なんです!!
私たちは創業以来100本以上のホームページを制作してきましたが、自己紹介で1度も「ホームページ制作会社」と名乗ったことがありません。ロケスタにとってホームページとは作って納品するだけのものではなく、お客様の採用活動を下支えするための手段の1つ。つまり、お客様の採用成功のための手法の1つとして考えています。
だからこそ、当社のホームページ制作はサイト公開まで、ではなく、そこから半年~1年間の活用サポートまでをフルフルコミコミで伴走。お客様のパーパスコンテンツもカルチャーコンテンツも、プロのスタッフがライティングをサポートしますので、安心してオウンドメディアリクルーティングを始めることができます。
豊富な制作&伴走事例を見ながら、じっくりとご検討いただけますので、ご興味がある方はぜひ1度無料相談をお申込みくださいませ!